新・花鳥風月

@mitchan5のブログです。

皆既月食 2011.12.10

昨夜は半年ぶりの皆既月食が日本各地で見られました。
昼間は雲が多かったものの、月食が始まる前には大阪の空は快晴、雲ひとつない夜空でした。
しかし、月食が始まるのを待っている間にうとうとしてしまいました。

ガラガラガラ....午後11:30に玄関の開く音がして目覚めました。父が月食を見ようと外へ出て
行った音なのでした。
慌ててカメラを三脚に取り付け上着も着ずにトレーナーのまま外へ。既に皆既月食のピークで真っ暗な
澄み渡った冬の夜空に赤い月がぼんやり見えていました。
しばらく肉眼で眺めたあと早速愛機FINEPIX-F200EXRを取り出し、地面に三脚で設置し、広角端28mm
F3.3解放ISO100シャッタースピード8秒で天頂方向を撮影しました。
イメージ 1

コンデジであるF200EXRにはバルブもレリーズもないのでマニュアルモードで設定し2秒セルフタイマー
で撮りました。直接シャッターを切るとその震動でぶれてしまうのです。
(・ω・)。oO(うーんちょっと暗いなぁ)
と思いつつもいっぱいに光学ズームしてさらにデジタルズームMAXで撮ってみました。

イメージ 2

おお!なかなかいい色、いい明るさじゃん!と思いましたがさすがにデジタルズームなので荒さが
気になりました。やはり一眼レフ+大口径レンズが欲しいと思いました。

続いてデジタルズームを解除して光学ズームMAXで一枚。F5.1の140mm望遠端
イメージ 3

このあとISOを1600、800に変えて撮影しましたが、さすがに星まで写るもののノイズがひどかったです。
そこで手持ち夜景モードや三脚夜景モード、打ち上げ花火モードでも撮影してみましたが、やはり感度が
自動で上がってしまいうまく撮れません。唯一三脚夜景モードで4秒の時にうまく写りました。

イメージ 4

何が違うのかよく考えてみたら三脚夜景モードではISOが200になっていました。もしかしたらISO400
くらいまでなら何とかなるのかなと思って写したら大正解でした。

イメージ 5

ある程度ノイズはあるものの、オリオン座やプレアデス星団までくっきり写っていました。

その後月のことを忘れてしばらく広角端で星ばかりを撮影しました。オリオン座の子三つ星とM42も
はっきり写ってました(フルサイズでは確認できました)
イメージ 6

と、星を撮るのに夢中になっているうちに皆既月食は終わりを迎え、だんだん明るくなってきました
イメージ 7

イメージ 8

ここまで約30分でしたが、トレーナー1枚だったため体が冷え切ってしまいました。
父母が「まだ月食やの?」と外へ出てきたので交代で部屋に戻りました。

イメージ 9
愛機、富士フイルムのFinePix F200EXR 変なノイズがよく出ますが、まだまだ使えます。

中学生の頃に天体観測に興味を持ち、50mmの望遠鏡を買ってもらったのですが、さすがに都会の空
ではあまり良く星が見えなかったので、そのまま使わなくなりました。
何年か前、火星が最接近したときあらためてミードの20cmの反射望遠鏡を購入しましたが
赤道儀の設定が面倒で火星を見て以来押し入れの隅っこにしまったままになっています。
また天体観測をしてみたくなるような出来事でした。